2008年1月13日日曜日

弱肉強食

生きとし生けるもの全てが平等に暮らす権利がある地球。でも、そこには『人間』というとても傲慢な生き物が我が物顔で好き勝手し放題である。

自然の摂理的には『弱肉強食』だから、文明を合わせると非常に強い力を持った人間が地球を統治するのは摂理に適った事とも言える。そう考えると『好き勝手』は許されるのか?

いやっ、やっぱり違う。


クラーク博士が「少年よ大志を抱け!」と名言を残したが、その際に学校の校則を依頼され断ったらしい。理由はこうだ。

「規則で縛ると必ず綻びが出て、その綻びを規則で抑制すれば、更に綻びは無限に広がっていく。だったら規則なんて初めから無い方が良い」、と言う事らしい。

それでも、何とか校則を作って欲しいと頼まれ、

「紳士であれ!」

のただ1文だけ書かれた校則が出来たと聞く。


弱肉強食というルールは動物達の間でも「紳士であれ!」がベースになっていると思う。家族を守る為、自分が生きる為という極めてシンプルな「生きる」という目的の為に狩は行われる。快楽の為とか、備えの為とか、気まぐれで地球を荒らしまわる人間とは根本的に違う。

そう考えると、紳士である事を前提とした弱肉強食がもっとも自然の摂理に沿った生き物の暮らし方と言う事が出来る。

やっぱり地球はそこに生きる全ての生き物が自然の摂理に沿った生き方をするのが本来の姿だと思う。世の中の掟に左右されずに生きて行くヒントはココにある様な気がする。