2008年2月8日金曜日

心の病

誰かのせいにして責任転嫁する様な行動は感心出来ない。だが欝病をはじめとした心の病の発端を作ったのは紳士である事を放棄した世の中の人間である事は否定出来ない。紳士や淑女は存在している筈だが数は極めて少ない様に思う。

欝だけでなく過食症や女性の薄毛問題にしたって原因は全てソコにあると思う。

『正直者はバカを見る』なんて言葉が本当になってしまっている世の中がオカシイ。世の中の掟が紳士である事を放棄した結果、『今』がある。

人間は感情の動物だから『感情を抑えろ!』とは言わない。でも『感情に振り回されていたら』この闇は何時になっても晴れない。

ブッタにでもなるつもりならば「感情」や「自我」さえも捨てて自然の一部として生かされている時間を真っ当すれば良い。でも、ここまでの境地に行く覚悟は私にも無い。妻や娘を他の人と全く同じ平等の視線で見る事は私には出来そうもないから、無理。

心の病の原因は人間関係におけるストレスが引き金になるケースが最も多い。冒頭で使った「責任転嫁」という言葉で少し閃いたので書いておきます。

責任転嫁とは「責任を嫁に押付ける姑の様」と解釈出来ます。押付けられた嫁はタマッタもんじゃありません。悪くないのに口論出来ない。悔しさをじっと堪えて謝罪しなければならない。

ストレスが溜まります。こんな事が続くと体の中に毒が溜まります。こういった『振り上げたコブシをどうしたら良いかわからない時』人は身近な親しい人に振り上げたコブシを落とします。直接誰かに暴力した場合はDVなどになっていくのでしょう。そうで無いにしても言葉の暴力で誰かに毒突く事で体の中の毒を吐き出しているんです。暴言を受けた人の心の中にまた毒が入り込み、また違う誰かに毒はチェーンメールの様に伝染していきます。悪循環…。

この負のパワーがエネルギー不滅の法則で人の中を行ったり来たりしている内は心の病は消えないでしょう。負のパワーを取り込んで有効なエネルギーに変換する技術が進歩して欲しいものです。映画「モンスターズインク」で子供の笑いや子供の悲鳴をエネルギーにしていましたが、こういった「怒り」や「笑い」を全て吸収して健全なエネルギーに変える装置が世の中には必要な気がします。