2008年3月10日月曜日

年金と健康保険の抱き合わせー後ー雇用保険

市役所に行くと国民年金と国民健康保険の窓口が違う事に気付く。でも入る時は一緒だ。どちらか一つだけ入りたい人も強制的に抱き合わせで入らなければ成らない。一般企業がこんな事すると独占禁止法にひっかっかって裁判になる筈。

矛盾。

国民年金は将来の為に国に預ける積み立て金で老後の備えの筈。

国民健康保険は医療サービスを受ける場合の割引チケット。

何故?性格や担当部署も異なる2つがセットなのか?不思議です。


まぁ100歩譲って、それにしてもこの制度デタラメなところが凄く多い。

国民年金も国民健康保険も支払う金額の計算の元になるのは前年度の収入が基準なんです。つまり今であれば昨年の3月に確定した一昨年前の所得金額が基準なんです。つまり1年半以上前の収入に対する保険料や年金を今支払うという仕組みなんです。

サラリーマンを辞めてしまった私は昨年一年間は地獄の様な日々でした。市県民税、国民年金、国民健康保険などで毎月10万円以上も支払う有様…。僅かな貯金は生活と税金に根こそぎ持っていかれる始末。マンションのローンも毎月15万円程度支払う必要があり、子供の幼稚園や習い事で3万円程度は毎月必ず出ていってしまう。私がサラリーマンを辞めた理由は胃潰瘍と欝なのに…。

幸い私の欝は「診断書上」のモノで本当に欝病であったかは本人としても確信は無い。ただ、もうこんな職場には居たくないと本気で思っていたし、そう思うと頭痛や吐き気がしたのは本当の話です。

でも、理由はどうあれ「自己退社」という形で退職してしまった私は失業保険も3ヶ月待ちで、給付期間も3ヶ月だけでした。総額で60万円くらいかな。

私は雇用保険はかれこれ20年以上は払ってきました。最後の職場に就職する前の数年は自営業をしていて1年以上雇用保険を払っていなかった時期があります。雇用保険は1年以上支払わない期間が続くとリセットされてしまうんです。知らないと言う事はオソロシイものです。

つまり私の失業保険に適用された計算は正社員3年という最低のランクで17年分の雇用保険は掛け捨てで白紙にされてしまったわけです。その最低ランクの比率に正社員時代の基本給を掛け合わせて1日あたりの給付額が決まるのです。

で、安定所の職員に言わせると「雇用保険」とは失業した時に為に蓄える個人の貯蓄型の保険ではないそうです。まぁ確かに正論ではあるのですがたった1年の空白で17年分の実績が無くなるという制度はやっぱりオカシイと思う。